本サイト誕生の裏側

2016/11/25 構想2日、制作4か月「沼津港は大型店舗少ないから予約お断りしちゃうんだよね」から始まった本サイト

  組合に入会して2年目、(平成28年11月25日)ぬまづみなと商店街の忘年会に参加。組合員さんからの「40人の予約とか申し訳ないんだけど、満席でお断りしなくちゃならないんだよね」と。私も日頃、自分ちお店が満席の際に他店を紹介しているのだが、紹介したお店も満席だった。とお困りの旅行会社さんや団体のお客さんからの再度の電話に、かねてからどうしたものか。と考えあぐねていた。(沼津港以外を紹介するが、お客さんは沼津港で食べたいと言って下さる)

 別の仲間が「食べ歩きクーポンを使ってもらえばいいんじゃない?」「使っている旅行会社さんは結構使っているよ」と。
「あっ!そうだ!そんなクーポンがあったね。でも、食べ歩きクーポンって、旅行会社さんにしか販売していないよね?」「そもそもどうやって買えるの?紹介するには情報が少ないんだけど」「ホームぺージに載ってないよね?」なんて会話をしながら帰宅。
 翌日、組合事務所に「食べ歩きクーポンの書類とかチラシとか欲しいです」と問合せた。「書類は無いのか~」「知る人ぞ知るクーポンなんですね」仕方ない。ならば、情報を整理して、問い合わせにすぐ情報を出せるようにホームぺージに載せるか。と

2016/12/3 事業案企画&申込書フォーム案作成

 「食べ歩きクーポン」の紹介にあわせて、どのお店ならお客さんのニーズにどう応えられるのか。「最大席数」をはじめ「車椅子が入れるのか」「予約しなくても入れるのか。予約できるのか」日頃尋ねられることを記載したサイトページを作らなくては。

 そこで、「食べ歩きクーポン」ページと「団体予約」ページの作成を立案。
これをどう事業化していくか。そういえば新しく組合に委員会ができたんだったな。委員会事業にしてもらえるかな?予算はあるのかな?ないのか。既存の組合サイトに5ページ位なら自分でつくれるかな。えー、組合のサイトに新しいページ設けるのダメなの?仕方あるまい。必要だ。作りたいと言った手前、ここで諦めるわけにはいかないな。自費で新サイト作るか。
 ゼロから新サイト作るならwordpressの勉強から始めるか。WEB上だけでなくて、県内外にもPRできるようにチラシも作るか。いつまでに作るか。どの位の店舗数のお店情報を集めるか。飲食店5店舗、土産店5店舗あれば十分だな。それなら2月末、春休み前には完成するな。(後に、店舗数が増え4月に予定変更)

2016/12/26 組合内で掲載店舗募集スタート 〆切は年始の1/5

 一週間一人深夜までの作業。申込書、記入見本、チラシを作成。「食べ歩きクーポン」非常に好評で売れているというが、旅行会社さんがどういう使い方をしているのかネット上にある記事は2つ。事務局も組合員さんもそのニーズをチラシ作成するに至るまでの情報を持っておらず。ネットで世の中のクーポン(ミールクーポン、食事券)がどう流通しているのかリサーチ。うちの組合のような使い方(旅行会社・団体専用)の事例が無い。ということが判る。東京ドームのミールクーポンなど若干近しいものもはある。(団体割引的な食事券、当日のみ利用可など有効期限が限られているものなどは多数ある)
 手探りのなか、組合のクーポンは「有効期限がない」「飲食店34店・みやげ店24店の複数店舗で使える」「旅行会社にはRがある」「まっぷが付いてくる」という4つが全国に類似がない強みと捉えた。
 理事会も無事通って、12/26に申込書を組合事務員君が急ぎで配布してくれた。仲間が「すぐに提出あるよ」というので〆切は1/5に設定。

2017/1/3 最初の申込書 パチパチ!

 仕事の早い人は、ありがたいです。1/5締切までに集まったのは、10件弱。予定どおり。
2月に予定していたマスコミ発表は伸び伸び延長。市役所やら県、県観光協会、東京事務所などに訪問相談しながら2月末発表の準備。「食べ歩きクーポン」の販売条件も書面にまとめ申込書をネットからダウンロードできるよう設置。
 うん?が、待てど暮らせど「申込みするよー」と言っていたお店が1月末になっても届かない。「うーん困ったな。ずれこんでも3月頭にはマスコミ発表しないとタイミング逃しちゃうな」で、仲間が一件一件お店に回って申込書をもらいに回る。2/15までに飲食店25店、土産店19店集まり印刷用の一覧表も完成。一件、また一件と増えるたびに一覧表の再作成に追われつつ、ドメイン契約してwordpressのテーマ選び、プラグイン追加。
 2月初旬から取り掛かったサイト作り。wordpressが思うようにデザインできない。「あー、新サイト作るなんて言わなきゃ良かった」と自分を恨みながら3週間深夜作業。「お手上げ!」と、知り合いの業者さんに自費で外注しようと相談したが、予想外の金額。ネットマニュアルも購入したものの、css、phpの基本が備わってないからネットでは足りない情報を補えない。急遽、東京に行き本屋巡り。1冊3500円もする本何冊も買えないよ~とamazonで古本8冊購入。「読む」「試す」「不具合」「不具合解決」。三歩進んで四歩下がる。wordpressって、5つ前に実行した工程に「戻る」ボタンとかがあったらいいのにー、どこいじっちゃったんだろうー、戻せない~。テーブル入れるとボーダー出ちゃう「Lightning」デーマ、どのphpをどういじればボーダー消せるのぉ~。知り合いの業者さんに「カスタムフィールド」使っては?と教えてもらって導入。3つのプラグインを試して構築しては、ゼロに戻してを繰り返し。不具合は解決できずカスタムフィールドなのにほとんど手動っていう諦め。(スマホで見やすく)レスポンシブ対応を優先してプラグイン入れて構築したら、(店名検索とかで使う)アンカー入れられず。「キーワード検索」できないとうトホホなカスタムフィールド。

2017/2/21 突然の説明会開催準備

 2/14仲間が「組合員向けの説明会が必要だ。開こう」という。「マスコミ発表に間に合わない。作業が間に合わない。いやだ」と言ったものの、結局、2/23東京本買い出し出発の2日前に説明会開催チラシを作成。組合事務員君が急ぎで配布してくれた。3/8説明会時にマスコミ発表を行なうと設定して、プレスリリースのブラッシュアップ。うー、眠い。

 2/28からサイト制作は一時中断して、説明会準備をする。パワポ資料ほか10個程の資料を作成。先人たちのプチ講演手配に、インタビュー記事も作成。
 3/2マスコミ回り。市役所挨拶、投げ込み&マスコミ直接挨拶。仲間も急きょ同行してくれることとなった。3/3は、一人でマスコミ回り。3/6マスコミ電話かけ。3/7パワポのリハーサルと書類修正。そして3/8説明会。ぐったり。

3/9中日新聞・東京新聞掲載。3/11静岡新聞掲載。3/14毎日新聞掲載。ありがとうです。

 新聞を新聞店に買いに行き、仲間もコンビニに買いに行き。スキャニング保存。沼津では入手できない中日新聞も3/16ばっちしのタイミングで送っていただいた。「記事見たよー」とお店の従業員さんはじめ、沼津港内外、東京の方から声も頂戴して。記事のおかげで、事業認知がなされ沼津港内外でスムーズに作業が進んでいる。本当にありがたや。

 
 

 

 

2017/3/9~ 個店情報修正 サイトターゲットは団体での来店

 3月に入ってからは、各店の情報修正を反映させながら、不具合を修正してサイト完成を目指した。

「団体予約ができる店」ページ

 上記ページのターゲットは団体客での沼津港旅行者だ。数人の友達や家族で沼津港での店探しは「食べログ」「各店サイト」で下調べできる。が、10人以上、30人以上の団体となると先のサイトでは情報が不足する。「席数」「30人の予約ができるか」。席数が50席とあっても、50人の予約ができるわけではない。20人の予約ができる店かもしれないし、土日祝日は全く予約を受け付けていないかもしれない。そういった情報は、地元の人間でも把握しきれていないのだ。更に、把握していても、誰もが24時間365日手軽に利用することができるネットに載っていない。

 お客さんは一件、一件お店に電話をして予約できる店を探すのだが、たまにお手伝いしている「さかなや千本一」さんでは、観光協会に紹介してもらって電話してきた。で、千本一は満席。で、近隣の店を紹介する。で、ダメだったと再度電話をもらい、お客さんと電話で話しながら、沼津市内、沼津市がダメなら伊豆に範囲を広げてお困りのお客さんに地元ならではの情報を提供している。それでも、解決できることはそう多くない。
 そんな長年の沼津港来訪のお客さんニーズをもとに、このサイトを制作した。

 最近では、「ペット同伴できる店」「車いす30台入れる店」「土産を予算に応じて予約できる店」といったニーズも増えてきた。また、2015年に組合36店舗に「マルチ決済端末」を導入した。クレジットカード、電子マネーに加えてNFCモバイル決済も使えるというもの。全国的にも珍しいものなのだ。(記事:ASCIIさん「沼津での細かい仕様の違いや利用実態などが明らかに! NFC決済の聖地・沼津でApple PayとAndroid Payを試す」)「ぬまづみなとまっぷ」の最新版にはクレジットカード利用可能店を記載しているのだが、電子マネー、NFCモバイルも使えるのかも含めてこれを機会に確認もしくて掲載した。(利用可能店を増やし沼津港の来訪者の利便性を高めたいところ。)
 支払い方法は、団体客や旅行会社ならではの振込支払いなどのニーズもある。これらも記載をした。

 クリックして各店ページが開くページ作りはイヤで、いちページ(一覧)で見せたかった。写真は、外観、席、料理の4点のみ。気に入った店があったら、各店サイトでご覧いただきたい。予定ではキーワード検索できるページを目指したが、諸事情により使い勝手とビジュアルにはパワーを注げず。カスタムフィールドなのに検索できない。という(笑)。情報重視でご愛嬌。
 
 このサイトで、沼津港来訪の団体旅行の幹事さん、旅行会社さんには、店選びの選択肢を広げられ「便利になった」という印象を持ってもらえたら嬉しい。

「食べ歩きクーポン」ページ

 こちらのターゲットメインは旅行会社さん。
 1)沼津港は団体予約がとれない。大型店舗が少ない。
 2)自由食・自由行動ツアーが増えてきた。

 旅行会社さんが、これまで募集ツアー型などで席予約をとってきた商品も、予約がとれないから「自由食・自由行動」にしてみる。かな?といった検討の一助になるよう「食べ歩きクーポン」の販売拡充を行うこととした。印刷コストなどの事情からこれまでは積極的に販売してこなかったが、口コミで利用いただいている方には、本来R提供のないお店を利用する場合、自由食ツアー商品の場合でも、この「食べ歩きクーポン」利用ならばR提供があることから、好評を頂いている。
 最近では「旅行の目的地が出発まで明かされない」行き先不明のミステリーツアーでの「食べ歩きクーポン」利用も増えてきた。
 1500円は、1枚500円の3枚つづり。旅行会社さんの要望に応えて500円の2枚つづりの1000円も作った。このサイト公開以降、利用者のニーズが増えるならば、1500円ピッタリで利用できる商品開発などもしていきたい。

 

2017/3/29 ほぼほぼサイト完成!にしよう。とSEO対策

 細部の修正を見たらキリがない。ビジュアル修正は捨てる。コンテンツに漏れがないかに注意を払いたし。誤字、脱字はお愛嬌。をモットーに最後の仕上げをする。見え方確認&SEO対策確認したくてパスワード解除公開したものの、不具合発生の日々。最優先しなくちゃいけないモノだけ修正。

217/4/4 サイト公開 おめでとう!

4/4は、大漁と海の安全を願う「大瀬祭り」の日。沼津港にも火曜日で定休日が多いのにもかかわらず、たくさんの来客が…。
賑やかな今日は「サイト公開記念日」。精根尽き果て、サイト公開にたどり着いた~。パチパチ!
三か月溜め込んだ本業を片付けたら、新事業ページに、やりたかった記事投稿、OGP設定やらiOS向けアイコンやらテコ入れをしようーっと。まずはお疲れ様でした。

 

 

余談:2/26 旅行パンフで学ぶ

 東京では、伊豆箱根富士旅行の旅行パンフレットと、クーポン系のツアー商品の有無をリサーチ。参考になったのはJR旅行パンフ「1500円、1200円といった価格帯のクーポンがあって、何が購入できるのかを写真や記事で紹介している」ツアー商品。
 残念ながら旅行会社の企画クーポンであることから、利用できる期限も数週間と限られている。旅行会社主導の商品だと、せっかく地元商品ができても期間限定でその商品はなくなってしまう。利用者にとっても店にとっても残念なことだ。利用できる協力店舗数も10店舗以内だということは利用率はどの位期待できるのだろうか?とも思う。が、1500円で何が買えるのかというビジュアル的にきちんと見せることは重要だと。千鳥丸オーナーさんが言っていたことと同じだと学んだ。我々も取り入れたいものだと。

余談:3/4 バス駐車場先進地 川越バス会社さんにヒアリング

 静岡県による沼津港再開発事業に伴って、沼津港で古くから議論されている意見をきちんと静岡県に聞いてもらいたいとこの数年リサーチ等をしている。かねてからネット上で気になっていた、大型バス駐車場先進事例だと勝手に思っている(川越市に聞いても特段すごくありませんって言っていたが)川越市のバス会社さんがある。
 社内でそのバス会社さんの話をしていた翌日3/3、そのバス会社さんから電話が入った。3/4にうちの店に予約を入れているとかで人数変更の連絡だった。(日頃私は常駐していないので予約が入ったことを知らない)「〇〇バスさんて、もしかしたら川越の方ですか?大型バス駐車場の運営もなさっている会社さんですか?」「そうです」「明日、来店時にお時間ください。お話きかせてください」とリクエスト。
 そして3/4、30分もお時間をいただいて川越市の大型バス駐車場事情を伺った。予想をはるかに超えた参考になる有意義な話しであった。すぐにヒアリング報告を組合仲間にしたら、当店を紹介してくれたのは仲間の干物屋さんだったとな。世間は狭しおし。
 ヒアリングの成果は、即日事業立案したので、4月中にサイトに載せます。

参考:沼津港、千鳥丸遊覧船乗り場付近は更地になって変わるらしい!?

静岡県による沼津港再開発事業と書いたものは、コレ。
静岡県「沼津港みなとまちづくり推進計画」をご覧ください。こんな図になっている。
静岡県「県民意見パブリックコメントへの対応」はこちらをご覧ください。144項目に回答とある。

   

 

参考:2016/8/25~2017/3/17 沼津港みなとまちづくり会議

 静岡県の「沼津港みなとまちづくり推進計画」に対して、沼津市水産海浜課主催のもと「沼津港みなとまちづくり会議」が開催された。
 かねてから沼津港で活動する我々が最終的に提案した資料は下記。
ぬまづみなとPDFファイル

 

 

筆者プロフィール
かねこ:本業はタバコ屋。たまに「さかなや千本一」さんでお手伝い。日頃はお客さんの問合せに応じて、わかりずらいものを調べホームページに掲載したり看板を作っている。店の前に突如「歩車共有道路(くねくね道)」ができ、直後壊れ、放置されたことをきっかけに沼津港開発の在り方に目覚め現在に至る。

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